劇場版「シンカリオン」佐倉綾音が応援上映に、「Choo Choo TRAIN」で大盛り上がり
劇場版「新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X」の舞台挨拶と応援上映が、去る1月10日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催。イベントには速杉ハヤト役の佐倉綾音、池添隆博監督、山野井創アニメーションプロデューサーが登壇した。
まずは公開されてから2週間経つ本作を、応援上映に集まった観客が何度鑑賞したか手を挙げることに。本日が初めての鑑賞という人に佐倉は「ようこそ!」と、2回目の人には「久しぶり!」と、3回目という人には「よく見る顔だね」と声をかける。また5回目の人には「マブダチ!」と、さらに10回目という強者には「恥ずかしそう!(笑) なんで? 好きなものは好きなもののままでいいんだよ!」と自身演じるハヤトのセリフを引用してフォローした。
池添監督は「皆さん、年明けは仕事したくないですよね(笑)。今日はその発散をしていただければと思います」とコメント。また予算やスケジュール、クオリティ面など映像の制作管理を担当した山野井プロデューサーについて、「僕の片腕どころか、今回ばかりは両腕でした」と紹介する。そんな山野井プロデューサーは「僕の中では両腕両足までやった気分でした(笑)」とこぼし、「シンカリオン」においてはプロデューサー業のみならずさまざまな仕事をこなしたと明かす。すると客席からは山野井プロデューサーに「がんばれー!」とエールが送られ、佐倉は「今日は山野井さんの応援上映なんですか?」と笑いを誘った。
またイベントでは本作が「ゴジラ」「JR SKISKI」のそれぞれと、劇中でコラボしていることが明らかに。佐倉が「映画を観に行ってくれた友達のお母さまから聞かれたんですけど、どっちのほうからコラボしましょうと言ったんですか?」と尋ねると、山野井プロデューサーは「大抵こっちからですよね」と池添監督と顔を見合わせる。池添監督は初音ミクとのコラボレーションとして生まれたキャラクター・発音ミクのライブシーンについて、「たしかにミクに関しては『歌わせたい』と言わせていただいた部分はあります」と回想。山野井プロデューサーは「そういうのは現場の熱意ある人がやりたいって言い始め、それってどうするんだ?って話に毎回なるんです。でも『シンカリオン』という作品で非常にありがたいのは、偉い人たちがすぐに動いてくれるんですよね」と感謝した。
また「JR SKISKI」とのコラボシーンについては、佐倉が「一緒に『Choo Choo TRAIN』を歌ってほしいですよね」と呼びかける。池添監督が「ぜひ大きい声で。昭和の人はね」と続けると、佐倉は「昭和じゃなくても知ってますよ! 私平成生まれですけど知ってますもん!」と力強くコメント。そんな佐倉に池添監督が「(EXILEではなく)ZOOのほうは?」と負けじと返す。そろそろ応援上映の時間が始まると司会が登壇者たちに告げると、佐倉は「実はこれから約80分間、私たちも客席で応援します!」と宣言。この発表に観客は湧き、佐倉は「長い夜になりそうだぜ……」と言った後に客席へと向かった。
応援上映はハヤトの登場シーンで会場の温度が一気に上がり、彼が自宅の押入れで誰かが書いた謎の自由帳を発見したシーンでは「おおっ!」「ショウワ(ノート)!」などといった声が上がる。「JR SKISKI」とのコラボシーンでは観客がさらに一体となり、「Choo Choo TRAIN」に合わせながらサイリウムを元気よく振る。また発音ミクが『チェンジ!シンカリオン』を歌唱するシーンでは一緒に歌声を合わせ、ゴジラの登場シーンではその存在感に圧倒されるように応援の声も控えめになった。エンドロールの後、「シンカリオン」はまだまだ続くという文字が大きく映し出されると、会場からは拍手とともに本日一番の歓声が上がった。
劇場版「新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X」
公開中
スタッフ
監督:池添隆博
脚本:下山健人
キャラクターデザイン:あおのゆか
メカニックデザイン:服部恵大
音楽:渡辺俊幸
音響監督:三間雅文
アニメーション制作:OLM
アニメーション制作協力:SynergySP
CGアニメーション制作:SMDE
制作:小学館集英社プロダクション
製作:超進化研究所
配給:東宝映像事業部
キャスト
佐倉綾音
沼倉愛美
村川梨衣
真堂圭
竹達彩奈
杉田智和
雨宮天
うえだゆうじ
山寺宏一
釘宮理恵
伊藤健太郎
吉田鋼太郎
(c)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所・The Movie 2019